レビュー
傭兵団の料理番
文字数 829,955文字
ジャンル ハイファンタジー〔ファンタジー〕
キーワード 異世界転移 ギャグ シリアス ほのぼの ダーク 男主人公 西洋 戦国 中世 群像劇 魔法 冒険 グルメ 青春 オリジナル戦記 傭兵
あらすじ
僕は料理が好きだ。でも、買い物の帰りにどこかの国に迷いこんで傭兵部隊の料理番をすることになりました。何故こうなったのか分かりませんが、生き残るために美味しい料理を作ることにします。…………これは、後の世で伝説となった英雄たちの部隊で、彼らを支え続けた偉大な料理人の話。
小説の紹介
料理×異世界ファンタジー
料理を通じて人の心と胃袋を鷲掴み!
概要
『傭兵団の料理番』は、小説投稿サイト「小説家になろう」で2015年から連載されている作品。
連載中の作品で、全137話が投稿されています。
ストーリー
買い物の帰りに謎の光に巻き込まれて異世界に転移してしまった、料理が得意な青年の朱里。
戦争前で殺気立った傭兵団に囲まれた朱里は、空腹を満たすために料理をさせてほしいと頼み込む。
振舞った料理を気に入られ、料理番として部隊に入ることになった朱里は、傭兵団の一員として異世界の地で生きていくことになる…。
作品の特徴
数話完結の読みやすい構成
この作品は、数話で完結する小話の連続で構成されています。
基本的には傭兵団やその周囲での料理を通じた出来事を描いた作品で、小話毎に話が完結するので、時間のない人でも空いた時間に楽しみやすい作品となっています。
仲間達との信頼関係の構築
料理番として働くことになった主人公ですが、料理を振舞う事を通じて傭兵団の仲間たちの様々な悩みや困りごとを解決していき、団の中心人物となっていきます。
人たらしな主人公が料理を通じて、人の心と胃袋をどんどん掴んでいきます!
伝記的要素
傭兵団はどんどん大きくなり、やがて英雄の傭兵団と呼ばれるようになっていきます。
仲間達も英雄となる未来があるのですが、そのきっかけとなったエピソードが本編という位置づけ。
なんだか伝記の始まりを読んでいるようでワクワクしてしまいます!
料理×異世界×戦記をうまく掛け合わせた作品で、主人公である朱里の視点と、ストーリー毎の各キャラクターの視点をうまく使い分けています。
物語自体も面白いのですが、視点変更のおかげで、主人公の行動が他の仲間たちにどのような影響を与え、心を動かして行くのかがとても良く分かり、ストレスなく作品を楽しむことが出来ます。
もちろん料理の描写も巧みで読者は空腹になること間違いなし!
そんな料理と異世界ファンタジーをうまく掛け合わせた傑作を、まだ読んだことのない人は是非読んでみて!
作品まとめ
https://ncode.syosetu.com/n3420cm/
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