悲劇的な運命にある魔法少女達を救え！『魔法少女を助けたい』

レビュー
あらすじ
小説の紹介
作品まとめ
書籍情報

レビュー

魔法少女を助けたい

現代ファンタジー

魔法少女

レベル制

コミカライズ済

完結済

あらすじ

主人公は化物に襲われ、
魔法少女に命を救われる。

魔法少女の実在を知り、化物の自主警戒を開始する。
主人公に義務はなかったが、それでも監視を続けた。

そして、ある夜。

美味そうにツバを飲み込み魔法少女を眺める黒幕が現れる。
化物をワザと倒させ、レベルが上がった魔法少女を狩ると黒幕は語る。

経験値は心臓が止まるだけで取得可。だから少女は何度も殺される。
レベリングに退屈したなら、少女の体を壊して楽しむもよし。

太ったガチョウの肝の味を思い浮かべるように、魔法少女の結末を語る黒幕に恐怖した。

何故、魔法少女を助けるのか。
これがあらすじである。

小説の紹介

悲劇的な運命にある魔法少女達を救え！
正体不明の謎の青年によるヒロイックファンタジー！

概要

『魔法少女を助けたい』は、小説投稿サイト「小説家になろう」で2014年から2015年にかけて連載されていた作品。
完結済の作品で、番外編を含めて全188話が投稿されています。

ストーリー

深夜に出歩いていた大学生の主人公は、巨大な単眼の化け物と遭遇する。
化け物に殺される寸前、炎の魔法使いを名乗る少女に助けられ命からがら逃げ延びた主人公。
化け物と自信を助けてくれた魔法使いの少女が気になる主人公は、化け物と遭遇した「天竜川」を夜な夜な調査することにする…。

作品の特徴

魔法少女とそのバックグラウンド
「魔法少女」と聞くと日曜朝のアニメのようなファンシーな印象を受けますが、本作の「魔法少女」にはその存在に明確なバックグラウンドが設定されています。
比較的序盤に明かされるこのダークファンタジー的でシリアスなバックグラウンドが、ストーリーの大きなキーとなっています。

個性的な世界観と設定
レベルやステータス制のローファンタジー作品は数多くありますが、この作品ではそれらと「魔法少女」や「モンスター」といった要素と現代社会とをうまく組み合わせて世界観を作り込んでいます。

ジャイアントキリング
本作の主人公は「魔法少女」ではなく、普通の大学生です。
決して最強ではない主人公が、知恵を駆使して強大な敵を撃破していくジャイアントキリング要素がこの作品の醍醐味です！

タイトルの通り、自分を救ってくれた「魔法少女」を何とか「助けたい」主人公。
そんな主人公のヒロイックな活躍が、読んでいて最高にカッコよく面白い作品でした！

そんな魔法少女と謎のマスクの青年&協力者による物語を、まだ読んだことのない人は是非読んでみて！